Posted at 22:42h
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鼻笛Memo
by Sho
なぜ、鼻で吹くのか。楽器演奏において、口ではなく鼻を用いる理由はどこにあり得るのか。一つは伝統や信仰上における意味である。また、もう一つは弱い息を出すことができるという、機能的な意味である。
だが、これだけではない。それは経済学に言う「比較優位」であると思われる。ある有能な者に全てを任せると時間がかかる。その結果、有能な者が有効ではない使われ方をしてしまう。こうして利益が失われる=機会費用がかかる。そこで、分業により有能な者を有効に使うのが、この比較優位の考え方である。
口は共鳴器としての効果を持つことは口琴などの楽器だけでなく、日常会話において使われる言語、特に母音に強く現れており、その多様な音は目をみはるものである。この口を息の出口として使ってしまうと、この効果は微少なものになってしまうのだ。有能な共鳴器である口が、他の仕事、すなわち呼吸にかかりきりになってしまうのだ。
一方、鼻の共鳴器としての役割であるが、口のようには存在しないものである(これは、口が舌を使えるためであろう)。一方で息を吐くことが十二分に可能であることは、各地の鼻笛が証明している。さらに、独特である嗅覚としての役割は、楽器演奏の上では非常に小さい。ただし、いい香りの楽器が素晴らしいことは論をまたない。
どちらも楽器を吹くという仕事はできるが、より強力な共鳴器となるのは口の方である。口で吹く際にはその共鳴器としての能力が失われ、莫大な機会費用がかかっていることになるのだ。一方、口に共鳴器の仕事を、鼻に吹く仕事を与えることは、それぞれに得意分野を割り振ることとなり、機会費用を最小化できるのである。これは利益の最大化である。
これは「鼻で吹く」大きな理由となるであろう。
P.S.発見なされた方、名前は知らないがこの比較優位を発見された方に、敬意を表したい。ブラジルの先住民か、どこか西洋の発明家か、その両方かわからないが、敬意を表したい。...
Posted at 16:47h
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動画
by Sho
Youtube に新作動画をアップした。先日、発明した「鼻奏口琴」である。この楽器は三角形のリードを持つフリーリード楽器で、それを鼻息で振動させて口に共鳴させる。三角の金属弁を持つ単音楽器であり口に共鳴させる、という点が口琴と共通であり、鼻息で演奏する楽器であるため「鼻奏口琴」と名付けた。...
Posted at 00:06h
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鼻笛演奏法
by Sho
鼻笛の舌運び(音の取り方)について最近ある事に気がつきました。それは鼻笛の運舌を基礎練習する方法です。この練習は鼻笛を使いませんので、お近くに置いておいてくださいね。
1.まず、舌の奥を口の上側に近づけ息を出した時に「ほー」か「こー」の様な音が出るようにします。
2.そして、その音を「こー」と「かー」の間の音が出るくらいになるまで舌を調整します。舌で空気をつかむ感じで調整すると上手くいくはずです。
3.そして、その口のまま舌の奥と口の上をぴったり塞いでしまいます。これで、鼻笛を吹けばきっと音が鳴ります。
4.今度は、さっきの「舌で空気を掴んだ」イメージのまま舌をずんずん前に出して行きましょう。
5.きっと、かなり高い音まで安定して出すことが出来るようになります。...
Posted at 00:05h
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鼻笛演奏法
by Sho
高音と低音は出しづらいと思います。前回にも書きましたが、今回は音を出す、どちら言うと高音を出す練習法(?)をご紹介します。それは、口を閉じたままで舌を動かして口の中に空気の球体を作ってそのまま口を開きます。これで出るような感じの所にセッティングされていると思いますので試してみて下さい。
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Posted at 00:03h
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鼻笛演奏法
by Sho
今回は、ホイッスル型の鼻笛についてです。鼻笛の音程は舌を使って口腔内の広さを変えることで変わります。広ければ低く、狭ければ高くなります。案外無茶な舌の姿勢、例えば舌を立てたりなんかしても音は出ますので深く考えずにチャレンジしてくださいね!
その内、コツが掴めてくると思いますよ。

しかし、高音と低音は出しにくいと思います。どちらも響いている感覚を掴んで舌を動かすのが大事だとおもいますが私なりにしていることをここに書きますので、皆さまのご参考になれば幸いです。
まず低音からですが、舌を引っ込めて、唇の位置を崩さずにあごを最大限に下げます。そして、ゆっくりめに息を吹き込みましょう。
そして高音は「出にくいな」という所(「い」と発音するときのような形のはずです)でほんの少し(本当に気持ち程度)舌の端を上げてみましょう。 下前歯に舌の先を近づけると音が安定する気がします。
より高い音へは、そのままどんどん前に押し出し&息を強くしましょう。そして、前に出てるに連れて歯の間隔と息に負けないように舌に力を込めていきます。
もっと上には舌の先を今度は下げて端を上げるとかとは関係なくとにかく前に押し出しましょう(+2半音程出ると思います)。
多分、こうすれば高音や低音も出ると思いますので是非チャレンジしてください!
もし出なかったとしても私の解説力不足です、すみません。& 絶対に3オクターブ以上出ますのであきらめないでくださいね。
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Posted at 00:01h
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鼻笛Memo
by Sho
私の見る限りホイッスル型の鼻笛は結構色々な民族楽器屋さんなどで売られており、ネットなんかで調べれば結構すぐに出てきます。ちなみに私が初めて手にした鼻笛は古本屋さんで売られていました。
しかし、名前が色々ありまして「鼻笛」「ノーズ・フルート」からベトナムの物は現地名の「サオ・ムイ」などの名称で売られていることもあるよう。
ですが、フルート型のものはどうやらまだ珍しいです。私がフィリピンのウリモンに出逢ったのは全くの偶然でした。ハワイのオヘ・ハノ・イフ等はネットを探してもなかなか見当たりません。...
Posted at 00:00h
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鼻笛演奏法
by Sho
今回は私の鼻笛演奏法を載せたいと思います。「舌だけでなく唇や顎といった口全体を使って鼻笛を演奏する」という感じのものです。
ですがベトナム製鼻笛やヒューマナトーンの音域を実用音域だけでも3オクターブ以上にまでする事ができます!
まずは鼻笛の基本の構え方です。
1.上唇と鼻の間の所に鼻笛上部を引っ掛けます。
※引っ掛ける場所は
ベトナム製鼻笛:鼻息を吹き込む所の下部、段差になっているところ。
ヒューマナトーン:鼻笛上部裏側の三角形に切り込まれている部分。
2.歌口の穴から7mm~1.5cmほどの所まで下唇を開きます。
それでは、ここから口全体の動きを低音域、中音域の高・低、高音域の
4つに分けて伝えたいと思います。
※かっこ内は話すときのイメージです。
低音域=「お」
舌:後ろに引き、口の奥に立てて壁を作る感じです。
唇:前に突き出し、左右をすぼめます。
顎:下唇が離れない所まで引き下げます。
息:比較的ゆっくりと息を入れます。
※ヒューマナトーンでは、鼻笛が鼻からはなれない様に注意してください。
中低音域=「あ」
舌:軽く前を下げ気味にしますが、特別な事はありません。
唇:ぽかんと開ける感じですが、少し脇をすぼめます。
顎:唇が位置に来るように軽く開いておきます。
息:普通くらいに入れます。
中音域=「うぇ」
舌:少し中程に立てます。音程が高くなるにつれてそのまま押し出します。
唇:前に突き出しすぼめますが、低音よりも上に置きます。
顎:少し上げ気味にします。
息:そこそこ強く入れます。
※「う」の唇に「え」の舌です
中高音域=「うぃ」
舌:立てたまま押し出します。限界になったら下の高音域編へ飛びます。
唇:前に突き出して左右をすぼめ、少し上に上げます。
顎:そこそこ上げ気味にします。
息:かなり強く入れます。
※「う」の唇に「い」の舌
高音域=「th」
→「う」に「え」が少し混ざる感じ。相当な力が入ります
舌:上下の歯で挟んで少し先端を下げます。
唇:すぼめて突き出し上に向けます。より高い音を出すときは下唇をさらに前に出します。
顎:舌を挟むまで上に上げます。より高い音を出すときは前に出します。
息:強く入れます。
※唇の形は「う」で舌は歯の外に出します=「th」
※低音域では唇を突き出しつつ薄くするために全方向へ引きます
出ましたでしょうか?
ご参考になれば幸いです。...
Posted at 23:57h
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鼻笛Memo
by Sho
私は鼻笛に出会って約3年経つのですが、これまで吹いてきて気がついた気をつけているポイントをあくまでも主観ですがここにメモっておきます。
・腹筋を使う
実は前、あまり使わないでやっていた時があるのですが、
全部の音が繋がった感じになってしまいぼやけた印象になっていました。
ですが、腹筋を使うようにしてからは音に張りが生まれ
、ピシッと引き締まった印象になったように感じたんです。
これは多分、皆さまはやってらっしゃるでしょう。
しかし私の場合、最初の頃はあまり使ってなかったので
この変化には驚かされました。
・口の中に軽く球体をイメージ
中音域は比較的に何をしなくても出しやすいのですが、
高音域や低音域となるとそうは行きません。
そこで口の中を出来るだけ丸くするイメージで吹くと
、高音や低音が出やすくなるように思います。
2009年12月26日 平澤 翔...
Posted at 23:54h
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鼻笛Memo
by Sho
鼻笛には(特にベトナム製の物には)かなりの個性があります。今回はその個性の一つ「吹き心地」について私が感じていることを書こうと思います。鼻笛の吹き心地は重い/軽い、または硬い/軟らかいというような言葉で表現出来ると思います。私は重い/軽いで書いているのでそれで今回も書いていきます。
重い鼻笛には
・ハイパワーな息をつぎ込んでも音が消えない。
・そのため、スタッカートがしやすい。
・迫力のある大きな音が出る。
軽い鼻笛には
・息を少し入れただけでも音が出る。
・多く入れるとかすんだ音になる。
・高音域が無理なく出せる。
というそれぞれの特徴があります。
私としてはそこそこ重い方が好きなのですが、それは人それぞれだと思いますので合う鼻笛に巡り会って下さいね。
2010年1月22日 平澤 翔...
Posted at 23:53h
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鼻笛Memo
by Sho
ベトナム製鼻笛には色々といい所があります。今回はそんなベトナム製鼻笛の長所をいくつかご紹介したいと思います。
・表情・
歌口の丸さと目のような吹き込み口はまるで笑っていて楽しそうな顔つきをしています。
その顔を見ていると自然に楽しくなっちゃうかも?そんなピースフルな顔つきです。
・音色・
その丸みのある歌口からか、とても味のある音色です。軟らかい感じのふわっとした音色から、鋭い強い音色まで、すっきりしすぎてしまう事はありません。私はまだこの音色を活かしきれているとは言えませんが、これを活かした演奏が出来るようになりたいと思っています。
・個性豊か・
これは長短織り交ぜてでもあるのですが、その個性の豊かさはベトナム製鼻笛の大きな特徴です。重い硬い吹き心地の鼻笛から、軽い軟らかい吹き心地の鼻笛までそれぞれ個性があり、吹き口等の形もよく見るとバラエティに富んでいます。きっと、あなたにあったのもいるはずですよ。
~ホイッスル鼻笛が持っているらしい能力~
・広い音域・
ベトナム製鼻笛は慣れてくれば3オクターブと3半音(私調べ)もの音域を持っており大抵の曲は吹くことが出来るでしょう。盛り上げやかけ声もバッチリ出せます。
・手軽さ・
軽くてポケットサイズ、携帯より小さいんです。この能力は持ち運ぶ時にとても役立ちます。お出かけに持ち歩き、パッと取り出して、すぐ音を出す。とっても携帯性に富むポータブル楽器なんです。しかも、とっても高性能!!
以上、ベトナム製鼻笛の長所でした。
2010年2月14日 平澤 翔
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